大阪歯科大学 歯学部
口腔外科学第二講座 講師
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第27回日本口腔顎顔面外傷学会総会・学術大会
大会長 竹信 俊彦
大阪歯科大学歯学部 口腔外科学第二講座 主任教授
拝啓、盛夏の候、皆様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。このたび、第27回日本口腔顎顔面外傷学会学術大会を2026年7月31日(金)・8月1日(土)の2日間、御堂会館にて開催する運びとなりました。大会長を務めさせていただきますこと、大変光栄に存じます。
本大会のテーマは、「顎顔面外傷における学際的戦略:より良い成果のための協働」といたしました。口腔顎顔面外傷の診療は、口腔外科、歯科、麻酔科、形成外科、救急科、耳鼻咽喉科、眼科、脳神経外科さらにはリハビリテーションや精神科など、幅広い分野の連携が求められる、まさに「学際的」な領域です。こうした多職種が連携し互いの知見を共有することが、患者さんの短期的な治療成功だけでなく、長期的な機能回復や生活の質の向上にもつながると考えます。本大会では、学際的アプローチの最新トピックや実践的な事例、新技術の応用など、多角的な視点から顎顔面外傷治療を深く探求する機会を提供したいと考えております。特別講演には神戸市立医療センター中央市民病院救急科部長の有吉孝一先生をお招きし、災害・中毒関連を含む救急医療の特異性と普遍性についての御講演を賜ります。また教育講演には東京慈恵会医科大学形成外科学講座主任教授の宮脇剛司先生をお招きし、眼窩外傷について詳しく御講演を賜る予定です。いずれも参加者の皆様にとって有意義な時間となることを確信しております。また、近年注目されている3Dプリンティング技術や医療DX、AI技術など新たな革新が私たちの診療や治療戦略にどのような影響を及ぼすかについても議論を深め、未来の治療を形作る手がかりを共有できればと考えております。
本大会が、参加者一人ひとりにとって新たな知見を得る場であると同時に、学術的な連携を深め、さらに日本口腔顎顔面外傷学会全体の発展につながる機会となることを願っております。
多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
敬具