第36回NPO法人日本口腔科学会近畿地方部会
会長　中原　寛和
大阪公立大学大学院医学研究科　歯科口腔外科学講座　教授

この度、第36回NPO法人日本口腔科学会近畿地方部会を担当させていただくことになりました。学会とは本来対面形式で行い、発表の後は、そのテーマで議論を交わすものと思い込んでいました。しかし、コロナ禍があり、またネット環境の充実も相容れ、近年Webにての開催も選択肢の一つになってきました。対面形式の開催も考慮しましたが、より多くの会員の先生方が参加しやすい形式ということで、昨年に続き、Web開催（ZoomによるLive配信）とさせていただきます。昨年も参加者250名あまり、演題数も37演題と盛況に行われました、Web開催ではありますが、質疑応答、活発な討論を期待しております。

3年前の地方部会より、一般口演における筆頭発表者のうち、卒後研修開始後3年以内の先生を対象として新人賞（3名まで）が設けられています。次年度の学術集会での発表が約束され、副賞（2万円）も授与される予定となっておりますので、奮ってご参加ください。

また，特別講演兼教育研修会には大阪公立大大学院医学研究科　総合医学教育学　教授　首藤太一先生より『患者・医療者関係の構築』というタイトルでお話しいただきます。先生は、大阪公立大学医学部付属病院で卒後臨床研修センター長も務めておられ、学生教育、患者さんとのコミュニケーション等には優れた見識をもっておられます。今回の講演は日本口腔外科学会の協力を得て、日本歯科専門医機構認定共通研修（患者・医療者関係の構築）のポイントが取得しうるよう申請中です。講演内容は言うまでもなく、会員の皆様に有用な講演になると考えております。

令和6年1月吉日