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ご挨拶

大会長 毎原 敏郎

第14回日本子ども虐待医学会学術集会
大会長
 毎原 敏郎
兵庫県立尼崎総合医療センター 小児科

第14回日本子ども虐待医学会学術集会のホームページにお越しくださり、どうもありがとうございます。大会長として一言ご挨拶を申し上げます。

思い起こせば、本学会の第4回学術集会で大会長の松岡太郎先生にお声をかけていただき、全国レベルの学会での座長という役を初めて経験したのが、私がこの世界に足を踏み入れた第一歩でした。一つの発表が終わると質問やコメントを述べたい人が次々とマイクの前に立って盛んに質疑応答がなされる様子に圧倒され、座長として途中で遮ることもできずに大幅に時間を延長してしまい、事務局長の山田不二子先生から目配せをされたことを覚えています。

活発な議論の中でも決して自説の正当性を声高に主張したり、相手を非難したりすることはなく、虐待という難しい問題に立ち向かう同志としてお互いをリスペクトする雰囲気は、他の学会とは全く異なっていたこともとても印象的でした。それから10年余が経ち、今回この尼崎という地で大会長を務めさせていただくのを大変光栄に存じております。

本大会でのテーマは「子ども虐待医学における『支援』を考える」としました。フライヤーの開催趣旨にある通り、子ども虐待の発生予防に取り組みたい、子ども虐待に関わる医療者の裾野を広げたい、というのが大会長としての願いです。そのためには、虐待を受けた子ども、虐待をしてしまう養育者のこころ、特にトラウマ(こころのケガ)に配慮した関わりが必要です。また支援が適切なものとなるためには、提供する側と受ける側が一方的ではなく互恵的な関係であることも重要となります。このような点について実りのある話し合いができるよう、実行委員会のメンバーとともに企画を練っているところです。

参加してくださった方々には、何か心に残るものを持ち帰っていただけるような学術集会にしたいと考えています。2023年7月1日(土)〜2日(日)という蒸し暑い時期ではありますが、皆さまのご参加を心からお待ちしています。