若手口腔外科医交流会第2回学術集会
会長　山田　浩之
岩手医科大学歯学部口腔顎顔面再建学講座　口腔外科学分野　教授

公益社団法人日本口腔外科学会は、口腔外科学に関する研究の進展と知識の普及を図り、わが国における学術の発展に寄与するとともに国民の健康増進に資することを目的とした会員数約11,000人の学会です。本学会の重要課題の１つに若手口腔外科医の育成が掲げられており、2024年5月11日、12日に若手口腔外科医交流会第２回学術集会を開催することになりました。

今回の交流会は、「新時代の扉を開くのは君だ！」をテーマに開催いたします。

若手口腔外科医が、本会の学術交流を通して新たな気付きを得て切磋琢磨し、共に次世代の口腔外科医療を担う自覚と誇りを持って研究、診療に邁進することを祈念して本会のテーマといたしました。

人材不足に悩む外科系診療科では、それぞれの地域の実情に即して、関係機関と連携して対応できる優秀な人材の育成が求められています。人材不足の解消を図るには、昨今4割を超える歯学部の女子学生を含め、これからの歯科医療従事者が真に活躍できる社会を創ることが不可欠です。本会の諸活動が若手の意欲を喚起し、最先端の知識とスキルを学びながら患者に寄り添う医療を展開できる人材の育成に繋がり、口腔医療の発展に貢献できれば幸いです。

盛岡の5月はとても清々しく、新緑が美しい季節です。皆様をこの時期にお迎えできることを大変うれしく思います。実り多い学術交流会となるよう、スタッフ一同プログラムの充実に向けて努力する所存です。皆様の参加をお待ちしております。